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リフォーム業者の選び方で押さえるべきポイントとは?
リフォーム業者は多少の費用が違うだけで、どこへ依頼しても大差ないと思っていませんか?
確かに、リフォーム直後は問題なく見えても「思った以上の額を請求される」「1週間後に壁紙が剥がれてきた」など、後から様々なトラブルが起こることもあります。リフォームは時間とお金がかかるため、できれば施工後もずっと満足した気分で過ごしたいですよね。
そこで今回は、失敗しないリフォーム業者の選び方について詳しく解説します。
目次
リフォーム業者の種類で強みが違う!依頼するならどこ?
リフォーム業者はどこも一緒と思われがちですが、実は依頼する業者の種類によってメリットやデメリットがあります。
リフォーム業者の種類 |
メリット |
デメリット |
リフォーム専門業者 |
・リフォームに特化した業者 ・大規模から小規模まで対応 ・アフターまで素早いフォロー ・地域密着型の業者が多い |
・水回りや外構など業者によって専門が違う |
ハウスメーカー (住宅メーカー) |
・知名度が高く依頼しやすい ・リフォーム全般にほぼ対応 |
・工事費用が高め |
工務店 |
・地域密着型で安定性が高い ・費用や施工面の対応が柔軟 ・工夫やアイデアの提案が多い |
・業者によって得意分野が違う |
ホームセンター |
・工事費用が安い |
・基本的に小規模リフォームのみ ・混雑時は施工まで時間がかかる |
建築士事務所 |
・見積もり内容を正しく判断 ・デザイン性も考えてリフォーム考案 |
・施工は下請け業者が担当 ・建築士と施工業者のダブル費用が発生 |
リフォーム業者の違いで大きいのが、費用と対応範囲です。業者によって自社施工のところもあれば、下請けや孫請けが対応するケースも珍しくありません。仕上がり後まですべて満足したいなら、リフォーム専門業者へ相談することをおすすめします。
リフォーム業者の選び方に失敗!よくあるトラブル
リフォーム業者の選び方を間違えて、思わぬトラブルに巻き込まれたり、ムダな出費や時間を費やしてしまうことは避けたいですよね。よくあるトラブルをいくつかチェックしておきましょう。
工事予定日なのに着工しない
打ち合わせをし、契約金を支払ってずっと待ち望んでいたリフォームなのに、予定日になっても着工しないトラブルは珍しくありません。
着工できない理由は、資材不足や人手不足など様々ですが、リフォームのために仮住まいに住んでいる場合や、部屋の一部が使えない場合は何かと不便を強いられます。工事予定日が遅れた場合の対応によっては、出費が増えることもあるでしょう。
施工後にトラブル
リフォームによって新築のような仕上がりに満足したのに、施工の翌日から体調不良や雨漏りや不具合の発覚など、さまざなトラブルを引き起こすケースがあります。
体調不良の原因はリフォームとは限りませんが、施工中に使用した資材や気密性が高まったことによる空気循環の変化など、工事が関係しているケースもあります。
リフォーム業者の選び方はここをチェック!
数多く存在するリフォーム業者の中から、信頼できる業者を選ぶのは至難の業です。中には、仕上がりが雑だったりフォロー体制に不満を感じたりし「リフォームしなければよかった」と思うケースもあるでしょう。
リフォーム業者の選び方で失敗しないために、契約前に次のポイントをチェックしましょう。
依頼内容と似たようなリフォーム実績がある
リフォーム業者を選ぶ時、創業年数が高いほど信頼できると思われる人が多いのですが、実際は真逆の可能性が高いです。
例えば、業界歴の長い職人が独立した会社やリフォームスペシャリストが集まって立ち上げた会社など、業者の事情は見た目で判断できません。リフォーム業者をチェックする時は、過去に依頼しようとしている施工実績があるのかを調べましょう。経験数が多いほど、リフォームの専門性も高い業者といえます。
時間をかけて打ち合わせ
「今なら30%OFF」や「リフォームすると景品をプレゼント」など、すぐ契約まで話を持ち込もうとする業者は要注意です。リフォームしたい場所は人それぞれで、信頼できる業者は住宅の悩みをどう解決するべきかを親身になって考えてくれます。
業者にとって契約の有無も大切ですが、それ以前に快適な暮らしの提案をしてあげることを大事に思っているので、いい言葉だけを並べて打ち合わせに時間をかけないリフォーム業者に気をつけましょう。
アフターフォローまで万全体制
残念ながらリフォーム業者の中には、施工が終われば後のフォローは対応していない業者が存在します。リフォームによって、施工後に水漏れや壁紙の浮き上がりなど、気になる点もいくつか出てきます。リフォーム業者を選ぶ時は、施工後のトラブル費用やアフターフォロー体制が整っているのか、事前に確認しておくと安心です。
見積書の内容が詳細に記載
一般的に、リフォーム業者へ依頼すると、現地調査やヒアリングなどで見積書を提出してくれます。依頼側は見積書を見て、施工するかしないか判断しますが、提出した見積もり額だけではなく詳細までしっかり記載しているのかチェックしましょう。
見積書によっては「工事一式 20万円」など、部品や処分費などすべて含めた金額の場合があります。見積書なので実際にはリフォーム後の請求額に多少の誤差はありますが、詳細がわからないからといって、追加工事で高額請求するトラブルもあります。見積書を受け取った時は、「どの部分にどれくらい費用がかかるのか」をしっかりチェックしましょう。
まとめ|リフォーム業者の選び方は慎重に!
リフォーム業者は選び方ひとつで、費用から仕上がりの満足感まで変わってきます。どの業者も住宅環境を今よりも改善することに全力を尽くしてくれますが、中には費用だけに目がくらみ施工に力を入れない悪質業者も存在します。
後悔しないリフォーム業者へ依頼できるように、抑えておくべきポイントはぜひチェックしてくださいね。